書籍_直観を鍛える論理思考×生成AI――MECE・ツリー・仮説・演繹_帰納で“伝わる結論”を出す
- Digital1,000 JPY

■動画による解説はここを確認してください。 ↓↓↓ https://youtu.be/TiNIpKVBD58 ■動画の文字化け部分はこちらのスライドで確認してください。 ↓↓↓ https://yuu-san.booth.pm/items/7988701 --- 本書の目的は、現場の“もやもや”を構造化→仮説→実行の短いループで解消し、伝わる結論を出せる人とチームを増やすことである。扱う領域は社内業務改善全般(稟議・総務・人事・情報システム・営業支援・CS 等)であり、日々の意思決定と報告を速く・正確に・納得感高くすることに焦点を絞る。 本書は、現場で起きる停滞の主因を次の三つに整理する。 1. 言葉のズレ(用語・時制・スコープの不一致) 2. 観点の漏れ(MECE不備、粒度不揃い、“その他”箱の多発) 3. 検証の不在(仮説が“起きるはずの観測”になっておらず、効果が測れない) この三つを外すために、本書では四つの型を軸に置く。 • 型① 作業確認:用語・時制・スコープを合わせる。非例(含まないもの)から先に定義する。 • 型② 現状整理:MECEとロジックツリーで「広がり×深さ」をそろえる。 • 型③ 解決策検討:原因洗い出し→仮説を1行化(量×向き×対象)→小さく試す。 • 型④ 報告:演繹/帰納を相手の期待に応じて使い分け、So What(行動)まで言い切る。 本書の看板は「直観を鍛える論理思考×生成AI」である。直観は、経験とパターン認識の“瞬間的な当たり”であり、論理はそれを検証して再現可能にする枠組みである。生成AIは、観点漏れの指摘・反対仮説の提示・言い換え整形に用い、判断は人が行う。AIは拡張された壁打ち相手であり、“手を速く、考えを深く”する補助手段として位置づける。 読み方と到達点 本書は、序章→第1章→第2章→第3章を通読して土台を固め、第4章→第5章で検証と報告の型を身につけ、第6章で生成AIの使いどころを一気に習得し、第7章→第8章で演習とケースにより定着させる構成である。読了後に目指す到達点は次の三つである。 • A4一枚で論点をMECEに棚卸し、“その他”を使わずツリー化できる。 • 仮説を“起きるはずの観測”の1行で書け、受入れ基準(KPIと非機能)を数値で置ける。 • 報告で結論→根拠→行動を一発提示し、反例当て(反駁)と前提共有にも耐える。 使う約束事(全章共通) • 禁止語:「早く・多く・適切」など曖昧語のみでの主張は不可。数値か手順を必ず添える。 • 非例から書く:定義に迷うときは含まないものを先に列挙する。 • 右へ行くほど具体:ツリーは右へ進むほど測れる言葉(KPI・手順・条件)にする。 • 英語出典の排除:参照は日本語の一次・公的情報とし、誰でも検証できる形にする。 • AIの使いどころ:観点漏れ指摘、反対仮説提示、言い換え整形。結論は人間が責任を負う。 すぐに使える道具 本書には、以下の書き込み式テンプレートを付す(A4縦)。 • 観測カード:課題1文/KPI(分子・分母・期間・代表値)/非機能(速度・可用性・運用)/仮説1行/デザイン(A/Bまたは準実験)/判定(p値・効果量・業務閾値)。 • 報告スライド型:結論→根拠3→行動の1ページ完結。 • ツリー作成票:MECE一次切り→二次切り→測定項目貼り付け。 • チェックリスト:用語・時制・スコープ/“その他”の有無/非機能の並列表記/反例当て準備。 読者への期待 本書は、数学的厳密性よりも業務で動かす実用性を重視する。Excelと既存ダッシュボードが扱えるレベルで十分であり、統計の詳細は“効果量”と“受入れ基準”の二つを押さえれば回る。重要なのは、最初の一歩を小さく踏み出すことである。A4一枚の観測カードから始め、一週間スプリントで検証→標準化までのミニループを回してほしい。 本書のゴールの再確認 “もやもや”は、放置しても消えない。構造化して言語化し、仮説で形にし、小さく試し、動いたら標準の仕事にする。そのための型・道具・言い回しを、本書にすべて詰めた。今日から現場で回せるよう、章ごとに型→手順→ドリル→ケース→チェックの順で進む。読み進めるたびに、あなたの直観は鍛えられ、生成AIはより的確な壁打ちへと変わるはずだ。
