















※注意: ・こちらは技術書典オンラインマーケットで販売中のものと同一の内容です。 https://techbookfest.org/product/tnrNvj2VUsZFDcqZhhHTdd?productVariantID=pkbHJ9LrgL5RvAj0fNcDP7
■ まえがき
簿記の知識はビジネスパーソンに必須と言われます。日商簿記検定のための勉強を始めるかどうかというのは世間一般でも定番の話題の一つと言えるでしょう。その一方で、IT/Web分野や電気電子・機械メーカーのような会社で働くエンジニアにとって、技術分野と無関係な簿記・会計はよくわからないという方も多いのではないかと思います。今のところ自営業者やフリーランサーとなっている人の中には確定申告を含めた税務会計の手続きを税理士に丸投げしてしまっている人は数多くいることでしょう。 近年ではFreeeといった勘定科目を細かく知らなくても仕訳ができるようなSaaSサービスも登場しています。しかし、そんな状況でも簿記の知識があると役に立つ場面は多いものです。簿記会計に対する理解が深まると会計ソフトで使いこなせる機能の幅が広がりますし、また各機能がどういった理由で存在しているかを深く理解できるようになります。さらに会社の決算の数字の根拠を探す力を養い、日々の業務にかかるコスト意識を高めることにもつながります。簿記を知るということは、お金をより良く扱えるようになるのと同義であり、日常生活・会社業務の両面において有効に資金を活用するための第一歩になるということなのです。 本書は日商簿記検定に登場するような簿記の基礎知識や周辺知識をよりコンパクトにまとめ、その知識を身近なところで応用できるようにすることを狙ったものです。皆さんがこの本を活用して会計分野に興味を持ち、学び始めるためのきっかけになれば幸いです。
■ 本書の想定読者
本書は以下のような人を読者として想定しています。 ・ 現在エンジニアで、簿記・会計初心者の人 ・簿記に興味はあるけど、分厚い市販テキストを読み通すのに抵抗がある人 経理の業務経験や簿記の知識がない人について、日商簿記検定3級レベル(一部2級レベル)の商業簿記の知識をカバーできることを想定しています。また、企業の財務諸表の概要を一定程度理解できるようになることも目指します。 まず簿記の基本要素だけを知りたい方は、まず第1章「簿記とは」と第4章「基本的な仕訳」を参照するのが良いでしょう。第5章「会社組織の仕訳」はやや応用的な部分を含みますが、企業の財務諸表の各要素を深く理解するために必要な項目が入っています。 本書では、誌面の都合および筆者の簿記会計への理解度の制約から、工業簿記分野や難易度の高い仕訳や論点については情報を掲載できていません。興味のある方はより詳細なトピックを扱っている簿記の参考書・専門書等を別途参照することを推奨します。















