Ghidra クックブック(試読版)
- Digital0 JPY

まず試読版(無料・全44ページ)で、本書の水準を確かめてください。 第0章「この本の使い方」と第1章「最初の一周」を、全収録版と同じ組版で丸ごと収録しています。 --- ## こんな人のための本です - 逆コンパイラの擬似コードを直せるが、「なぜそうなるのか」を説明できない - 自動化スクリプトを書けるが、大量処理で静かに壊れる - 対応する処理器定義のない対象を抱えている - チームで多数の対象を長期に解析している 逆に、逆アセンブリの読み方・CPUアーキテクチャの基礎・呼び出し規約・最適化の変形—— これらを本書は教えません。前提として要求します(試読版 0.2 節に自己診断があります)。 読者層を広げるために深さを下げることはしていません。 ## 本書が答える問い 逆コンパイラを開き、自動解析を走らせ、擬似コードを眺める——そこまでは多くの人ができます。 本書が対象にするのは、その次に詰まる場所です。引数の数が実際と合わない。変数が意味もなく 分裂している。同じ関数なのに見る場所によって型が違う。 「どう直すか」の手順を覚えるだけでは、似て非なる次の現象で再び止まります。本書が与えるのは 「なぜその結果になるのか」を機構から説明できる力であり、症状から原因の在り処へ遡る道です。 ## 収録内容(全収録版) - 第0部+全6部28章+付録8本 - レシピ 84本(すべて「目的・対象と前提・材料・手順・API等価物・検証・落とし穴・関連レシピ」の統一構成) - 図版 10点 - 独力課題 6セット(章末の演習) - コードブロック 262本、表 226点 - 本文 約48.9万字(コードを除く地の文のみ) - PDF 697ページ/単一HTML(WCAG 2.2 AA + APCA 準拠) ## 本書の実物は、すべて実測したものです 説明のために作った架空の出力は一つもありません。無害な自作プログラムを実際にビルドし、 解析にかけ、その場で採取しています。処理器定義に至っては、定義コンパイラに実際に通して コンパイル済みファイルの生成に成功したものを載せています。 同梱の教材キットには、その検体のソースと採取スクリプト、検証ツール一式が入っています。 **読者が同じ出力を自分の手で再現できる**——それが、本書が実物を載せる条件です。 ## 記述契約 — 画面の操作手順は書きません メニューのどこを開くか、どのボタンがどこにあるか——本書はこうした記述を一切置きません。 画面の配置は版によって変わりますが、その下で動く機構(中間表現の意味、データベースの構造、 逆コンパイラの工程、処理器定義の文法)は変わらないからです。「何を達成するか」で手順を書くと、 その手順はほぼそのままスクリプトに翻訳できる形になります。 ## 4つの読者ルート 本書は通読を前提としません。目的によって読む章と順序を変えられます。 | ルート | こんな人 | 中心となる部 | | --- | --- | --- | | 擬似コードを疑う | 誤りを直せるが理由を説明できない | 第2部(内部機構) | | 自動化 | スクリプトは書けるが大量処理で壊れる | 第4部(自動化) | | 未対応アーキテクチャ | 対応する処理器定義がない | 第6章・第25章 | | 大規模運用 | チームで多数の対象を長期に解析する | 第4部・第6部 | 困っているときはルートを選ばず、第27章の症状からの逆引き総表(本書全体の索引)を使えます。 ## 教材キットの中身 本体PDF・単一HTMLに加え、次を同梱します。 - 検体のソース一式(*.c、*.s)とビルドコマンド - 処理器定義の記述例(*.slaspec)と、それを通したコンパイル済みファイル - 採取・解析スクリプト(Java/Python) - 内容の検査ツール一式(表記ゆれ・矛盾・鮮度・数の整合性などを機械で検査するスクリプト。 本書自身がこれで検査されています) - 利用許諾(LICENSE)・README・MANIFEST ## 防御のための本です 本書は防御・教育のための解析書です。難読化・解析妨害・コード注入といった、攻撃者が使う 技術についても仕組みと理論を正面から解説します。理由は単純で、理解していない機構は 防御できないからです。扱わないのは、それらをそのまま兵器化する手順——動かせる検出回避、 マルウェアの構築、保護の実効的突破——だけです。 ## 商標について Ghidra は米国 National Security Agency の商標です。本書は同機関とは無関係の非公式な 解説書であり、承認・後援・提携を受けていません。 ## 購入後のこと - 誤りの指摘は、本商品ページのメッセージ機能で受け付けます。本書は「確かめられることだけを 書く」という方針で作ったので、確かめられる誤りの指摘は、この本にとって最も価値のある 贈り物です。 - 更新履歴は本商品ページに記載します。
