アスペルガーの走馬灯 第1巻 (あるアスペルガーの半生記)
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貧しい牧師の家庭に生まれた彼は、生まれた時から、反権威主義であり、自由を第一に考える孤高の人。大人になってからアスペルガー症候群でADHDであることが判明するが、当時は本人を含め誰もそんなことを知らない。一人で考え、行動する毎日が滑稽で涙を誘う半生記。 209ページ。 本人はいつだって素直だし、真剣。 それなのに、周囲は変人あつかい いったん決めたら、全力投球。 ほどよくなんて、できない性分。 あなたの大切な人が極端な人で理解不能なら、この本が役に立ちます。
プロローグ (本文より)
ピンポーン。 一階のレジからの呼び出しだ。何だよ、お客が並んだのかな、と思いつつ、狭い階段を下りて、厨房をのぞくと、スタッフが「なんか、お客さんです。」という。そのまま、階段先の勝手口を出てみると、選挙ポスターを持った男達が三名いて、リーダーと思しき五十歳位の目の大きいずんぐりした男が愛嬌を作って「ご主人、店の壁にこれ貼らせてください。」と言ってきた。 ご主人。ご主人かあ。 気が付いたら、唐揚げ屋のご主人になっていた訳だ。

