少年のための少女展爛会異聞 Infinite Babel
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【BOOTH Festival 価格 2割引中】 【男子禁制男子の園】自作システム『少女展爛会』のサプリメント。百合ゲーをBLゲーに「着せ替え」ます。本体である『少女展爛会』二版のルールブックが必要になりますので、ご注意ください。 【物語の舞台】(本文より抜粋) 目の前に見える空は、どこまでも続いている。陽が輝き、雲が眼前を過ぎる。 この塔をどこまで登ってきたことだろう。見上げても、遥か上に伸びるばかり。頂上は見えない。 別に登らなけりゃいけないわけじゃない。疲れたら休めばいい。でも、飽きたからって帰ることは許されない。 見下ろしてみなよ。下もほら。無限に続いている。 だいたい誰が、下が出発点だったって決めたんだ? お前は降りるのに飽きて、上に帰ろうとしているのかもしれない。どっちだったか覚えてないか? ないだろうな。ここはそういうところだ。 飽きたかい? 絶望したかい? じゃぁケリをつけるといい。ほら。そこから空に向かってダイブだ。永遠にケリをつけ続けられるぜ。多分な。 * 『Infinite Babel』は、元となった『少女展爛会』とは違う物語を語る。何が違うか? もう判ってるとは思うが、ボーイズラブ、BL を語ろう、ってわけだ。 本家『少女展爛会』は百合、ガールズラブ、GL を遊ぶためのTRPG だ。その仕組みだけいただいて、『Infinite Babel』はBL を語る。いわゆる「皆様からのご要望にお応えして」ってヤツで、有志の腐女子が頑張った。 だから、あなたを満足させることができる……はずだ。 「塔」に詰め込まれてるのは、見た目9 ~ 19 くらいの、食べ頃食べ盛りの青少年ばかり。おっさん好きには申し訳ないが、トシ食ってるヤツらはもっと別の舞台の方が似合いだからな。 その枠さえ不満でなければ、いろんな物語を美味しく料理できるだろう。さわやか青春ストーリーに絡めてヤってよし、頭っからトップギアに入れてガチで食ってよし、ホラーやファンタジー、SF 色がちょっと多め 匙加減で厨二っぽくキメるのにも、Infinite Babel』なら耐えられ、応えられるはずだ。 だけど、忘れないで欲しい。GL でなくBL を語るんだとしても、『少女展爛会』がベースである以上、人間関係のもつれが主要なテーマである、ってトコロは譲れない。ガチバトルのシーンを切り出したとしても(『Infinite Babel』ならやってやれなくはない)、話は心理的な駆け引きを中心に進む。真剣に殴り合いのシミュレートがしたいなら、よそを当たって貰ったほうがいい。絶対、その方が満足できるだろう。 そしてもう一つ。『Infinite Babel』で語る物語もまた、聞きながら語りながら聞く物語になるんだってことも、忘れないで欲しい。あなたが語るばかりでなく、あなたの隣の誰かも語るのだということ。『Infinite Babel』 は、そうやって物語を絡めあうツールなんだ。 さて、前置きが長くなって申し訳ない。そろそろ本題に入ろう。準備はいいかい? もっとも、あなたが腐女子回路というか、選ばれし魂(笑)というか、そういうモノを持ってさえいればいいだけの話だけれど。 さぁ、こちらへ。こちら側へ。