「この子は歴史を紡ぐ子になる」 【HQ!!二次創作/ FHQ+独自設定話】 　 “神の子”となった月島と 魔族の黒尾、木兎、赤葦、 ある理由から黒尾の元に 身を寄せる研磨が織りなす 勇者ヒナタが旅立つ前の世界の話 　 上下巻の上巻 月島中心自分探し本 ※Pixiv内サンプルページ（https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10608613） ※下巻が発行されましたのでもう少し詳しいあらすじ※ 　世界にまだ蒸気機関が存在せず、鉛玉が飛び交うこともなかった頃。大地は平らだと信じて疑わない人々は、目に見えない、あるいは理解の及ばないものを神、またはその力を利己的に用いる魔の者の力と考え、前者を崇め、後者に怯えて過ごしていた。 　それぞれの村に二人いるとされる、神の意思の伝達者－－“神の子”であった月島は周りからのそのように誉めそやされることと自らの役目に疑問を持ちながら過ごしていたある日、高所から転落したところを黒尾に助けられる。 　その時の黒尾の発言に思うことがあった月島は、木兎、赤葦の助けを借りて真意を探るうちに世の理の本質に触れる一歩手前までやってくる。 　前に進むか、そのまま留まるか。黒尾の問いかけと誘いに、月島出した答えとは。