──その変化に、光はあるか。
人と一角狼が住まう、六合ノ國(りくごうのくに)。長きに渡り共生してきた二種族は、『熒惑事変(けいこくじへん)』という戦をきっかけに、関係を破綻させていく。
その戦で家族を失ってしまった青年、野火。失意の最中、ひとり国を放浪していた彼は、あるひとりの少女と出会う。
失くした絆、変わる国。時代の狭間で惑う野火が見つけた、少女を取り巻く昏い影──。
明けない夜に沈んでいたふたりが選び取る、それぞれの未来のすがたとは。
文庫サイズ、298P。
※2019/2/17 COMITIA127にて頒布。
カクヨムにて全文掲載中。紙で欲しい方向けです。
※装丁:せん様