あらすじ 　高校時代、美しく完璧な少女、美智子と交際していた正太郎。仲睦まじい二人だったが、突然美智子から別れを告げられてしまう。以降、数年間を廃人の様に過ごしていた正太郎だったが、ある日美智子と再会する。しかし、美智子の姿はすっかり変わり果てていた──。 　「黒」か「金」か。主人公が執着する姿は、果たして滑稽に見えるだろうか。純文学を突き詰めた作品。 余談 　これを執筆したのは、私が高校二年のときであった。はじめて一万字を超えた作品かもしれない。 文字数：12313字 執筆年：2016年