Firestore Mastery
- 1,000 JPY
『Firestoreを完全に理解するための本』 ■ 初出: コミックマーケット96 ■ B5版 116ページ 近年、Firebaseは個人でのアプリケーション開発を中心に利用が広がっています。 その中心的な機能のひとつであるFirestoreは、2019年1月にGAを迎えたばかりの新しいNoSQLマネージドデータベースであり、 これまでのデータベースにはない特徴を数多く備えている一方で、まだまだ解説も少なく使いこなすのは難しいとお悩みの方も多いのではないでしょうか。 本書には筆者が業務でFirestoreに向き合い続けて獲得した、Firestoreを有効かつ安全に利用するためのエッセンスが印刷費の限界まで詰め込まれています。
※お知らせ
こちらの書籍は、インプレスR&Dさまより『実践Firestore』として2020年2月28日より商業版が発売されましたので、再入荷の予定はございません。お待ちいただいた方には大変申し訳ありませんが、商業版をお求めください。
この本を書いた理由 (前書きより)
Firestoreは2019年の1月末にベータ版を卒業し、一般提供が開始されたFirebaseのデータストアサービスです。これまでGCPの主力なデータストアであったCloud Datastoreも Firestoreへの移行が発表されており、ようやく企業が本格的な利用を検討する段階に入ったと言えるでしょう。 Firestoreは従来のデータベースとは大きく異なる機能性を持っています。従来のデータベースと同様の考え方が通用しない面も多く、Firestoreは難しいというイメージが先行している印象を受けます。 今日ではFirebaseは広く普及し、個人開発においては非常に有力な選択肢となっていす。 Web上でも多くの解説記事が書かれるようになりましたが、多くは「やってみた」中心の基礎的な内容にとどまっており、実践的なレベルのノウハウにまで踏み込んでいるものは非常に少ないのが実情です。特に、Firestoreの重要な機能のひとつであるセキュリティルールは、残念ながら公式ドキュメントですら十分な説明がされているとは言えません。個人の記事ではセキュリティルールを公開している事例が少なく、たまに公開されていても「人に見せて大丈夫なのかな?」と思ってしまうようなルールがほとんどです。 本書は筆者がFirestoreを職場に強引に持ち込み、およそ2年くらい右往左往した結果にたどり着いた「業務レベルで使える知識」をおすそ分けすることで、皆様のFirestoreライフがよりよいものになることを願いつつ、より多くの利用者にFirestoreの本当の素晴らしさを実感してもらいたいという思いを本にしたものです。 この本が一人でも多くのエンジニアを Firestore沼に引きずりこむ道標になったり、そこまでは行かなくても皆様が Firestoreを導入するきっかけになったりしたら大変嬉しく思います。