今宵は婚礼前夜。 「さぁ、では、はじめましょうか――」 姫君が告げ、侍女は畏まる――。 2018.11.4　九州コミティア2発行 創作百合小説 姫×侍女 A5・94P・￥950（通販価格） ※タイトル文字は金の箔押し 父王を亡くしたセタリオ国の姫君エルヴィナーラへ叶わぬ想いを寄せる侍女ラウラ。彼女は決して明かせぬ秘密を抱えたまま姫に仕えていたが、エルヴィナーラが大国ヴィリーラントへ輿入れするのを機に別れを覚悟する。 そんなエルヴィナーラの婚礼を目前に控えたある日、ラウラは騎士団長であるジェレミアーノから呼び出され、ひとつの依頼を受けることに。それは小さな村で起こった病についての調査であったが、調べてゆくうちになにやらきな臭い様相が浮かび上がり―― 十年前に亡くなったエルヴィナーラの父レオン王と、続いて王位を継ぐも同じく亡くなったフレッド王、二人の国王の相次ぐ死にまつわる謎と疑惑。 二人の王の死後、まだ幼い王にかわり政を取り仕切る執政官グラッツァーノは、いまは亡きレオン王に忠誠を誓う騎士団長ジェレミアーノと対立していた。 封印されたはずの過去が掘り返されるとき、ラウラはエルヴィナーラへの想いと、自らの生き方について決断を迫られる。 姫君と侍女、王と騎士、信頼と裏切り――同じ想いを抱く者たちが祖国と正義、そしておのれの誇りをかけて戦う物語。 長めのサンプルはこちら https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10316442