屍者を射る者 死者をみる者
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すべては神の不在から始まった。死者の主、魂をはかる者、生死の循環を司る神が姿を消した世界では、屍者が人々を害する。 三百年の後、屍者から逃げ延びた人々は北の曠野にて細々と暮らしていた。 腕は立つが気弱な弓師のロドは〈鋼の城塞〉に住まう男。獣を狩り屍者を射る、そんな毎日を過ごしていた彼であったが、ある夜現れた謎めいた若者テーリに、己が屍者達の生みの親である〈妖術師〉を討つ宿命の下にあることを告げられる。 日常に襲い来るは非現実的なまでのヒロイックな宿命と確実に訪れる己の死。 テーリの言葉を否定しても逃げられず、怒れども祈れども徒労。 絶望の先にロドがみるものとは。 (2019/11/24発行 124P)