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2020/01発行 A5/76P/小説/オンデマンド/全年齢/勇ヴィク 『勝利の刃』シリーズ続編。 https://chavonice.booth.pm/items/1366724 ブレード開発の裏にいた、整氷作業員とヴィクトルと勇利のお話。 *** 『いいね、美しい。俺が好きな氷だよ。磨かれた表面もだし、硬さもね、軟らかいんだけど、つるつるのアイスキャンディーみたいな……』 『わかる、わかる? えー、マジ嬉しい!』 違いの分かる男、ヴィクトルは目を細めてゆったりと広がるリンクを眺める。 自分が整える氷についてそこまで言及されたのは、仕事仲間以外では初めてで、錬太朗は感激した。 どこか似ている寂しさを抱えた男たちは、戸惑いながらもそれぞれに一歩ずつ踏み出し、前へ進んでいく。
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