A6文庫サイズ 176ページ
※文章上の表現ですが、流血表現や同性同士の性描写(百合)等あります
孤独な芸術家が真実を求めて奔走するサスペンス小説
「なあ。写真って真実を写すものだと思う?それとも偽りを写すものだと思う?」
ギターを辞めてカメラを手にした若き芸術家のラズは写真展姚幻展に出展を果たすべく、幽霊のような人を撮りたいと奔走する。
そこでモデルとして名乗りを上げた一条との出会いから、ラズの人生は目まぐるしく変動していく。
自らはいつだって被害者として定義して、
自分以外を加害者として見てきたラズが見た最後の真実とは――