焦がれた先はただ蒼色
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B6サイズ 二段組 684ページ 本編約52万字、おまけ約4500字 アズール・アーシェングロット×女監督生 アズ監 サスペンスホラー…?寄り? ぬるいけど流血残酷表現があるので苦手な人は注意 倫理は日本海に不法投棄しました、見つけた人はご連絡下さい 簡単に言うと、何やかんやあって猟奇殺人事件に巻き込まれるアズ監の話です(ざっくりした乱暴な説明) 20万字くらいのサンプルはこちら https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16519798 カバー、表紙、挿絵、デザインは猫林さん(https://www.pixiv.net/users/1787194)(https://twitter.com/nekobayasi)に書いて頂きました! 本当にありがとうございます!猫林さん! マジで見てほしい…この芸術を。 以下長くてわかりにくいあらすじ 視線の先には、晴れやかな青色があった。 なんて事はない平凡な陽気の中、ただ独りで空を眺めている。 魔法の存在する捻れた世界に、少女は何も持たず、独りぼっちで落ちてきた。 もがく様に走る抜ける日々は、決して息をしやすい訳ではなく。 それでも、止まれないから走っている。 「よく来てくれましたね、ユウくん」 ある日、学園長から呼び出されたユウに、一つの依頼が舞い込んでくる。 内容は、学園内で開かれるパーティーを何事もなく成功で終わらせる事。 パーティーの主催はウェストロッド家、錬金術を得意とする名門の一族。 そしてパーティー開催を受注したのは、モストロ・ラウンジ。 学園長からの依頼を果たすために、支配人であるアズール・アーシェングロットを訪ねる。 『あなたが一度でも僕の手を取ったなら。 その時は、どんな理由があろうと、問答無用で───』 アズールと契約を交わし、パーティースタッフの一員となったユウ。 つつがなく終わるかと思いきや─── 「わ、わたし、この方に一目惚れしました!!」 「え」 「この方と一生を共にし、わたしの一生涯をかけて幸せにいたします!!」 「え?」 ウェストロッド家の一人娘、アイリスと呼ばれる少女から突然求婚をされてしまう。しかもどうやら、何かワケありなご様子。 当然、それを放っておく事はできず、その拙い求婚を受けようとするユウだったが─── ウェストロッド家には、とあるきな臭い噂がある。 ───そこには影の当主がおり、数百年生きている。 ───その家に生まれた青い髪の女の子は、十二歳の誕生日を迎えたら失踪する。 ───その失踪に向けて蠢動するように、青い血染めの事件が横行する。 時期を同じくして蠢動する、数百年前から時折起こる殺人事件。 コードを、ブラッディ・ブルー。 錬金術の名門一族が一夜にして滅んだ日が始まりの、青い青い猟奇殺人。 犯人は誰なのか?どうして犠牲者達の血を、尽く青色に染めるのか?何一つ解明されていない青い事件。 魔力のない少女という問題を抱えながら、痛いと言う言葉も言うことができず、捩れた世界を懸命に走り続けるユウ。 それを手にしたいと願う人魚がいる事に気がつかないまま、先が奈落だろうと駆けていく。 果たしてユウはどうなってしまうのか。猟奇殺人事件の末に何が待ち受けているのか。 そして。アズールは欲しいものを絡め取ることが出来るのか。 これは走り続ける誰かの話。 遅くても走り続けるならば。 走らなくても歩いていれば。 止まらなければ、どこかには辿り着ける。 例え目的地の前で力尽きたとしても。 振り返れば案外。 必死で走り抜けた情景に、満足できるものだろう。