【ソレイユ企画展】マグカップ3種
Physical (worldwide shipping)
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りこさんと依織ちゃんに声をかけて頂いて、 この度私もウクライナ支援企画、【ソレイユ企画展】に加えて頂きました。 【ソレイユ企画展】とは◆◆◆◆ https://knoow.jp/@/soleil ウクライナ支援チャリティコラボとして 箱庭EDEN(りこ)、Guttae luminis(依織)、裏花火の3人による企画です。 普段よりハンドメイドアクセサリー等の販売をしている「箱庭EDEN」「Guttae luminis」に加えて、 イラストレーターの「裏花火」が ウクライナ国花のヒマワリモチーフや、国旗カラーモチーフに様々なお品物を展開しております。 お品物の売上金を全額、または一部等々をウクライナ支援として募金などに充てて参ります。 支援や募金先は製作者もしくは商品によって違いますので、 商品ページをよくご確認いただいた上でお求めくださいませ。 《箱庭EDEN(りこ)》 (ウクライナ支援販売品専用ページ) https://torikago-rico.booth.pm/item_lists/m06T9ly8 《Guttae luminis(依織)》 (ウクライナ支援販売品専用ページ) https://guttae-luminis.booth.pm/item_lists/rQwT9Ajn 《裏花火》 (ウクライナ支援販売品専用ページ) https://urahanabi.booth.pm/item_lists/8A5TvQE8 ◆◆◆◆ 以上です。声をかけてくれてありがとう。 モチーフは向日葵と駒鳥。 これはウクライナを象徴する鳥と花だそうです。 国旗の青と黄色は青空と一面のひまわり畑を意味するとも 一面の小麦畑を意味するとも言われています。 このモチーフを用いた商品の利益は少額ではありますが この先販売する限り、一定の金額に達し次第寄付を行い、その明細を報告していこうと思います。 支援先は都度信頼性の高い場所を調べて送金するつもりですが、 ペット支援や赤十字などを優先して選ぶ予定です。 ◆◆◆◆ Українському народу Я молюся, щоб якнайшвидше настав день, коли ви зможете спати спокійно. з Японії. ウクライナの人々へ 一日も早く、あなた達が安心して眠れる日が来ることを祈っています。 日本より。 ◆◆◆◆
発送予定日
- ベージュ2025-01-16
- ウクライナカラー2025-01-16
- ロビン2025-01-16
モチーフに対する思いや製作裏話など。
◆向日葵(ひまわり) ウクライナでと言われたときに真っ先に浮かんだのはまず向日葵でした。 ウクライナといえば向日葵。 どう向日葵をモチーフとして作り上げたらいいのか悩みぬき、最終的には 和柄の代表的なモチーフである、菊柄に少し寄せてデザインすることにしました。 向日葵は日に向かって咲く花。 常に太陽を追いかけて首を巡らせます。 伝説ではこの性質からたくさんの物語があります。 太陽神に恋する乙女たち。 太陽を信仰していたインカでは、太陽神の化身としても崇拝されました。 花言葉はどれも情熱的な愛の言葉となっており、一説には3本のひまわりは 「愛の告白」という意味があるそうです。 ひまわりは北アメリカ原産の植物で、紀元前1500年ごろから栽培されていました。 そこからヨーロッパに渡り、ロシアに至るまで広まったようです。 日本に伝わったのはそれからもう少し後、1660年代と言われています。 「訓蒙図彙(きんもうずい)」という事典にも「丈菊(じょうぎく)、俗に言ふてんがいくわ(天蓋花)、一名迎陽花(げいようくわ)」として紹介されています。 丈菊(おそらく背の高い菊という意味でしょうね) 天蓋花 迎陽花。 とても素敵な和名です。その後日廻り、向日葵と変化していきました。 ◆水紋 向日葵が決まったら次はウクライナの国旗になぞらえて 何か青いものを配置しようと思いました。 本来であれば空を配置して雲柄も考えたのですが、 結果的には水紋に落ち着きました。 こちらは波ではなく、川面です。 それも激しくうねる川ではなく、穏やかに柔らかい水紋を浮かべた 優しい水面となっています。 色はウクライナの青も意識しつつ、日本の藍の色。 浮世絵に用いられた、あの鮮やかなベロ藍を意識しました。 ベロ藍とはドイツ、ベルリンで誕生した合成顔料で、日本には 1747年に伝わりました。 ベルリン藍、を略してベロ藍と呼ばれ、 葛飾北斎や歌川広重がこぞって用い、ベロ藍を入れた浮世絵は 「藍摺絵(あいずりえ)」と呼ばれ大流行します。 それまでの浮世絵には、こんな鮮やかな青色はなかったのです。 陶器の世界でも染付に用いられ、この青の色で幕末以降の染付かどうか判断できるほどでした。 藍色はジャパン・ブルーとも呼ばれ、本来日本の色とは藍色ともいわれました。 明治初頭、来日した英国人科学者のアトキンソンが、町中が藍色に 彩られている様子を見て、「ジャパン・ブルー」と言い表したのが由来です。 今でこそ国旗の日の丸から赤い色が日本の色のように思われることも多くなりましたが 本来世界における日本の色とはこの藍色だったのです。 ◆駒鳥 向日葵と水紋を配置しましたが、まだ寂しい。ということで、 日本の浮世絵や和柄の定番である花鳥図に則り、鳥を配置することに。 鳥は、ヨーロッパロビン、駒鳥(こまどり)を選びました。 ウクライナの国鳥は諸説あり、実のところはっきりと制定はされていないようなのですが そのひとつがこの駒鳥でした。 赤い胸が特徴的な小鳥で、レッドブレストとも呼ばれます。 昔から民話や童謡によく登場する小鳥です。 特徴的な赤い胸は、十字架にかけられたイエスキリストのいばらの冠を外そうとして、イエスの 血で染まった、とも言われています。 煉獄で焼かれている死者に水を運ぼうとして焦げた、とか、火だるまになったミソサザイを 助けようとして焦げたなど、誰かを助けようとする話が多いようですね。 「新年の魂」を宿す存在ともいわれ、クリスマスカードによく描かれる鳥でもあります。 (クリスマスカードの時期にはぜひ、探してみてください) ◆雪 最後に、この絵を見せて、まだ何かウクライナっぽくならなくて、と相談したところ りこさんが雪を入れてみては?と素晴らしいアイデアを出してくださり書き込むことに。 ウクライナの映像を日々目にする今の私たちにとって、雪はたしかに、とても象徴的に映ります。 また浮世絵風だねという依織ちゃんの言葉にのっとり、細部を仕上げ、浮世絵らしい枠をつけ、 こうして、私なりのウクライナらしい絵が仕上がりました。 浮世絵風なのも、日本からの支援イラストとしてはふさわしい気がしています。 上部枠上には 日本より平和を願って、とウクライナ語でしたためました。 ◆最後に 今のウクライナの戦火にとても心を痛めています。 突然に、隣国より戦火を向けられたウクライナの人々。 戦争だとも知らされずウクライナに連れていかれ、武器を持たされたロシアの兵士。 どちらの国の人々も、誰も望んでいなかったはずの戦争だと思います。 たとえどんな理由があったにしろ、やはり戦争という手段を取るべきではなかった。 戦争は反対です。 一日も早く、停戦が叶うことを祈っております。