瓦木紗綾の休日

探偵だって、旅に出たい。温泉行きたい！地ビールだって飲みたい！美味しいもの食べたいし、眺めのいいところ行きたい！！でも、行ったら人が死ぬ。

旅の途中

探偵さんと泊まったのは、世にも珍しい駅ナカ民宿でした。北海道の山の中、駅舎がそのまま民宿な珍しい駅で起こる殺人事件。

茹だる暑さに避暑を求めた探偵と助手。高原の涼しい夜風に当たっていた二人だが、偶然目の前の大階段で乱闘する二人を目撃する。翌朝その場所で激しい暴行を受けた死体が見つかったが……？

やってきました！　温泉♨️！ところがどっこい事件もついてきた。女将の息子が出かけたきり戻らず、渓流の下流に位置する剣ヶ淵から見つかった……。その後を追うように彼の叔父も剣ヶ淵で発見された。全ては淵の中に。

ある晩、列車で移動している最中のこと。

紗綾のもとに舞い込んだ一件の依頼。私はその捜査資料を紗綾から借りて、今まさに彼女の探偵譚を書こうとしているところである。文庫化不可能と思われた、体験型探偵小説を無理やり文庫化！！