【オリジナル】いるか
- Digital300 JPY

舞台は中世ヨーロッパ風の布の生産が盛んな山間の田舎国。主人公の女性は刺繍を生業としていました。女性の刺繍の腕前は国一番と言われていて、彼女にかかればどんな題材であっても見事な刺繍に仕上げてしまいます。 女性には貿易商の恋人がいましたが、恋人の両親からは身分が違うと結婚を反対をされていました。 ある時、婚約者が国王からの依頼を持って女性の元を訪れます。 「国王の子供が生まれた記念にいるかの刺繍を作って欲しい」 国王から直々の依頼を成功させれば、反対する恋人の両親も結婚を認めてくれると大喜びする二人。 さっそく刺繍にとりかかる女性ですが、一つだけ大きな問題がありました。 「いるかって、なに?」 山間の国で生まれ育ち、一度も海を見たことがない女性はいるかが何かわからなかったのです。
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