不能蝶ライブアルバム『Raison d'être 1995 Live -remaster-』について。 不能蝶は、紀節ゆき（きせつゆき、voice、programming、lyrics、composition、artwork、produce、etc）のソロプロジェクトとして、1990年代後半から2000年代前半にかけて、主に東京都内で活動した。 『Raison d'être 1995 Live』は、1996年制作の不能蝶のライブアルバム。 不能蝶は、1995年4月に新宿JAMでファーストライブを行い、同年、高円寺Gearと渋谷La.mamaでもライブを行った。 『Raison d'être 1995 Live』は、これらのライブ音源から選曲して1枚にまとめたライブアルバム。 ロックの初期衝動に忠実過ぎる、リビドーとタナトスとコンプレックスに満ちたノイジーな奇声と演奏が、荒削りのローファイサウンドで聴ける、狂気と戦慄の一枚。 『Raison d'être 1995 Live -remaster-』は、『Raison d'être 1995 Live』全曲に、紀節ゆきがPessaryno Lethe（ペッサリーノ レーテ）名義で2000年11月にLos Angeles Club 原宿にて行ったライブの音源を追加してリマスタリングしたアルバム。全19曲・58分。2022年12月リリース。 track1〜track12…不能蝶『Raison d'être 1995 Live』収録。 track13〜track19…ボーナストラック。 track1「Neurose Prelude」のタイトルとアレンジを大幅に加筆修正したものがtrack13「キュルテン療法」。 track2「Neurose」のタイトルとアレンジを大幅に加筆修正したものがtrack18「21st Century Guinea Pig Baby」。 試聴用音源は「Neurose」「21世紀のDDT」「I LOVE YOU」「破水」「少女メグリの奇妙な性癖日記」「Rontgen Dog」「Oedipus Nurse Community」「誘蛾鏡」のダイジェスト。