『拭えぬ血、』
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第69回（令和3年度）東京藝術大学卒業・修了作品展にて発表された北川光恵の論文およびアーカイブ。エレーヌ・シクスーが太陽劇団との協働制作にあたり執筆した戯曲『偽証の都市、あるいは復讐の女神たちの甦り』（1994）を「赦し」の観点から具体的に考察。書籍化にあたり新たなテクストを書き下ろし、論文を「展示」した「記録」も掲載。 デザイナーはグラフィックデザイナーの佐藤由香。 ※年明けからの随時発送する予定です。 ※本商品は匿名配送サービス「あんしんBOOTHパック」でお届けいたします。
クレジット
著者 北川光恵 編者/企画 北川光恵・佐藤由香 装丁者 佐藤由香 協力 松下計 印刷 株式会社イシダ印刷 宣材写真 佐藤由香
目次
まえがき I 複数の物語の交わり エレーヌ ・シクスー『偽証の都市、あるいは復讐の女神たちの甦り』概要 政治的背景 フランス感染血液事件 文学的背景 アイスキュロス『エウメニデス』 II 劇場の赦しの場 裁きの場と「墓地」 「私」から「公」へ 血の歴史 III 赦しの系譜 偽証と赦し 赦しの語源 赦しの非-純粋性 Ⅳ 赦しの周縁で 前もっての赦しとその限界 和解と赦し 侮辱と赦し 忘却と赦し 赦しえぬものを赦しえないままに あとがき 注釈 「作品」と「論文」のあいだで
サイズ
H18.1 x W11.1x D0.9 154ページ ※A5サイズより一回り小さいサイズ感です。