◆シナリオ概要 難易度：★★★☆☆ テーマ：タイムスリップ 参加人数：3人～ 探索者同士の関係：自由(赤の他人でも可) 舞台：現代⇒10年前の田舎とも言えない程の田舎 必要時間：ボイスチャットにて10時間以上 文字数：6万字超 ◆導入 探索者たちは、終電の電車に乗っていた。 仕事帰りのもの、飲み会帰りのもの、各々の用事を済ませ帰路についているところなのか、もしくは何処かへ向かうのか。 乗客はまばらであるものの、皆携帯端末を片手に、ゲームをしているか、動画を見ているか、何か記事を読んでいるか、 車内の様子など見ていない。 ただ、自らも同じく携帯端末の画面に視線を傾けているので、乗客が何人いるか、男女どちらなのか、 はたまた老人なのか、若者なのかも認識するつもりはなかった。 混じり合う筈のない、ただ同じ電車に乗っただけの、赤の他人なのだ・・・。 物を落とす音が聞こえる。 そちらを見ると、どうやら携帯端末を落としたようで、 フードを深く被った女性はそれをいそいそと拾っている。 しかし、近くにもう一人、客が座っていたような・・・。