あらすじ
東堂と巻島は夢卵島でこの星の地力を吸い上げている向こう側と呼ばれている世界とをつなぐ役目のために生まれた。生まれて死ぬまでここから出ることはない二人は、もっと長く一緒に居たいと考えた東堂と星のために動こうとしていた他の卵と塔のホストコンピューターであるマザーの思惑とが絡んで星の下の人が暮らすところに降りていく。
次の卵として孵化した真波と坂道を案内役に東堂と巻島は人の世界で生きるために必要なデーターを自分の身に取得するために旅に出る。半年後、島に帰ってきてこの塔の中にあるついの住処で会うことを約束して。