「……この時間軸で何を企んでいる」 　正史より枝分かれし幽玄の『東京』。 　存在しないはずの世界に取り残された第一部隊は、閉ざされた世界で暗躍する。 「遅れを取るなんてきみらしくもない」 「はいはい、仲がいいのはわかってるって！」 「皆揃ったところで、捜査の進捗報告会といこうか」 「ま、仕方ないさ。どちらかと言ったら俺のほうが適任だろう」 　たった六振りの仲間たち。 　彼らの役目は－－潜むこと。 「この世界は幻影だ」 　－－将都、東京。 　崩せ、撹乱せよ、その世界を。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 銀野さん（novel/member.php?id=1465249）との合同誌です。 歴史改変のなされた異なる時間軸に潜みつつ敵と戦ったりする第一部隊の本です、同一世界観で中編二本収録しています。 サンプルはこちら（https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10570789）