web上の公開作を書き直し・書き下ろしを編集し、文学フリマにて販売した作品。柴野日向と白鳩の合同短編集です。全90ページ。 ・砂時計が落ち切る前に　学校で語られる幽霊話。その幽霊は、私におまじないを教えてくれた大切な存在だった。 ・神隠し：あの日から、ぼくはあの不思議な世界を見つけられないでいる。 ・ぼくの中のぼく：ぼくのお腹には、誰かがいる。ぼくと一緒にいるきみは、一体誰なんだろう。 ・ワガママ人魚の恋がハッピーエンドに至るまで：「貴方の名前を知りたいの」だから私は、今度こそ。あなたから名前を聞いてみせるわ。 ・スライムデスゲーム：密室に閉じ込められた五十人。目の前には皿に盛られた五十個のスライム。部屋を出られるのは、この中で最も罪深き者。 ・ラブレター：玉砕覚悟で、これを書いています。 ・夏香：部屋から出られない引きこもりの青年。彼は、覚えのない部屋の異変に気が付く。残されているのは、「おまえは誰だ」というメッセージ。