/文学フリマ大阪11頒布（2023年9月10日） /文学フリマ福岡9頒布（2023年10月22日） /B6サイズ/84ページ ●あらすじ 20XX年―― m4aに追われ、AAC、MPEG-Hに移りゆく世界。 京都の街で崩壊を逃れながら地下線路を歩いて進む「筆者」は、戦前に活躍した歌手「わずかRR」の楽曲を口ずさんでいた。手元にはMP3とハザードマップ、きわめて私的な記録データの入ったスティック型メモリがあった。今も思い出すのは、かつて「土偶」と呼ばれていた可哀想な痣のある女の子のことだけ――。 ※モニター環境によっては画像の色が実物と異なって見える場合がございます。あらかじめご了承ください。