短歌サークル「たらちねmama」の作品集、第3弾です！ （2023年11月11日の「文学フリマ東京37」にて頒布したものです。） 今号では、　御糸さちさん　をゲストにお招きしました！ 主な内容は、 ・はとバス吟行 ・付け句「こどもには秘密にしている」で明かされる母たちの秘密 ・御糸さち作品三首選と鑑賞文 ・ドラマ「だが、情熱はある」への愛を詠った連作 ・エッセイ「短歌以外の推しごと」 などなど。 約130首とおまけコンテンツたっぷりでお届けします！ イルカにもカメにもさんをつける子が兄と姉とを呼び捨てにする ／御糸さち（ゲスト参加） これまでに死んだすべての生き物を含んでいるのか遠近の土 ／黒澤沙都子 サイレント映画のような悲喜があるガラス向こうのプール教室 ／大住花歩 脱毛の広告の横に植毛の広告がある満員電車 ／阿部二三 ユーチューバーになって家から三分の戸建てに住むと吾子は言うなり ／宮原まどか シェイカーで点てた抹茶を飲むたびに道をまたいでしまった気持ち ／散田帽子 子どもとは春に大きくなる仕組み　仕組みを連れてイオンモールへ ／小林礼歩 半額のケーキの上の雪原にサンタは笑う膝まで埋もれて ／本条恵 夢の中でもやってると先輩はヤマザキパンのバイトに枯れて ／花江なのは 【ゲスト】 御糸さち（かりん、いくらたん） 【講師】 花山周子 【構成メンバー】 阿部二三／大住花歩／黒澤沙都子（塔）／小林礼歩（未来、いくらたん）／散田帽子／花江なのは（短歌人）／本条恵（未来）／宮原まどか ※商品画像の2枚目は、内容を一部抜粋の上、コラージュしたものとなっております。