だから僕は他人の為に書くのをやめた。
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挫折。 そんな言葉は大嫌いだ。 なぜならエンターテインメントにおいて挫折とは、 その後訪れる栄光や成功を勝ち取るための踏み台でしかないのだから。 (以下裏表紙より) 書けない。 この恐怖はいつまでも付きまとうだろう。 ただしこの恐怖を飼いならそうとは思わない。 飼いならそうとして、飼いならしたと内外に流布したとして、 本心では怯えてるに違いないからだ。 ……。 あの夏の日、突如として書けなくなり 自らの文章に吐き気を催すようになったひとりのもの書きがいた。 地の底を舐め、死を祈り、 果ては妄想に活路を見いだしたその先でなにを見るのか。 息苦しさを抱えながらも息をする その僕へ、呼吸をするためのメモランダム。
もくじ
4 僕は世界を拓いていくことにしました。 7 災害はホームセンターのなかで 11 SHOW 23 僕は小説をこう書く 34 八月三日 35 ラレツ1 36 ラレツ2 42 自殺器考 46 栄光のバガテル~葉巻に関する雑記~ 55 中年男子とイマジナリーフレンド 64 一一月三日 67 書きつづけるには、書きつづけるしかない 72 ユーメと命がけの夢想家 91 加虐と被虐 100 適切な努め 115 焦燥と設計 136 三幕構成と本を読むということ 155 構造と理屈なき展開 146 ついつい目のいく窓際の席 170 サイエンス資料 190 神は自らを救済するか 193 敗北者よ 198 産声をあげる日 213 先生への手紙 217 無敵の人、ひいては絶望に浸る人々を救うための探究序説 224 表出と内省、殻斗と胚珠 231 書けない。 236 his will 240 だから僕は他人の為に書くのをやめた。 250 ‐いつかの僕に