【匿名配送】長編「針を置いたらあの海へ」
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エブリスタ「ご当地小説」特集選出作 編み物少年と彫り師のお兄さんが織りなす、 創作×青春×ロードノベル <あらすじ> 人間関係のトラブルから高校を中退したレオは、祖母の経営するニットカフェでウェイター兼編み物講師をすることに。絵と編み物の腕は一級だが、唯一、カラフルな「フェアアイル」を編むことが出来ない。それは、レオに色覚特性があるため。 カフェの隣で働く彫り師・たっちゃんさんは、レオがフェアアイルを編みたがっていると知り、「手じゃなくて目を貸すから、一緒に編もう」と持ち掛ける。一方、レオも絵の腕を活かし、たっちゃんさんと共にタトゥーの図案を描く。 徐々に信頼関係を築く二人だが、たっちゃんさんには、触れられたくない過去があった。それを明かされたレオは、たっちゃんさんを関門海峡に連れて行こうと決意する…… <読者のコメント> “レオの心情にとことん寄り添う流れるような文章には、緩急があり、飽きさせることがない。 心に残る言葉が目白押しだ” (いただいた感想のまとめはこちら ) <作者のコメント> あらすじだけ読むと結構シリアスそうですが、文章はサクサク読みやすく、会話のラリーで遊んでいるので、楽しく読んでいただけるかと。 ただ途中やっぱり、グッと沈むというか、胸に迫る場面はあります。後半、関門海峡への旅のパートは、書きながら少し泣いたシーンがいくつか……いや、校正してる時も少しじゃなく結構泣きました。 しかし、今シーズンの個人的なモットーは「幸せでポップな話を書く」ですので、読後感は曇りも重さもないと思います。 書くことの孤独さを知り、「創作という孤独な作業を、信頼して委ねられる誰かがいるなら、それはもう愛だ」ということを表現したいと思い描いた作品です。私と同じく、ひとりでひたすらに創っている方にも読んでいただきたいです。