FASTNER.34号(2024.9 発刊)
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FASTNER.34「贈る」 【内容】 「贈るまでの1ヶ月、贈られるまでの2時間」 その人らしいプレゼントはなんだろう?誰もが直面する葛藤。当たり前のようにも思えるその時間だけど、ただ純粋に相手のことを考えられる尊い時間なんだ。 節目を迎える二人が、プレゼントを通して本当のあなたを知る。 「振袖」 贈り物は世代を超えて想いを伝える。これはお母さんと私の振袖にまつわる物語 「言葉の花束」 どの花にも必ずある花言葉。大切な誰かに花を贈ることは、言葉を贈ることでもある。 花を貰うことからそんな花言葉の素晴らしさを知る1人の女の子の日記。 「贈り物失敗談捜査本部」 色々考えて贈ったプレゼントだけど、時には失敗してしまう事も。相手を想うからこその、思わず笑ってしまうような失敗談! 「伝統を贈る」 伝統は先人たちから受け継がれてきた大切な贈り物。その中でも欠陥をあえて際立たせる金継ぎは、私たちに新しい価値観をもたらし、肯定してくれる。日本が誇る伝統工芸について、修復士の坂本智美さんに金継ぎに込めた想いをお伺いしました。 「SPECIAL DAY 特別な日にしてみた!」 プレゼントは私たちの日々を彩りながら特別なものにする。 FASTNER.メンバーでのプレゼント交換。 そこには、新たな発見があるかも。
贈る
人を想って贈ることとはなんだろう。 その人らしいものを渡すことじゃない。きっと、言葉にできない溢れるような想いを、形あるものに託して伝えることだ。 そうしてプレゼントを探す合間に、気づけば相手と静かな対話を重ねていた。 忘れられない記憶と、思い出すたびに揺れ動き出す想い。 埋もれていた断片を手にしたとき、導き出される一つの答え! 結局のところ、贈るということは日々の答え合わせなのかもしれない。 あなたへの理解が正しかったのか、贈ることを通して確かめようとしている。しかし、それは単なる正解探しではなくて、今の関係を示す里程標なんだ。 プレゼントが届けてくれる、チグハグかもしれないけど特別な温もり。 それは、言葉では言い表せない、でも確かに存在する、大切な人への想いの結実。