～あらすじ～

すべての問題が解決した後も、ペルシカは自分の意思でひとりオアシスに残っていた。　来客も敵襲もなく、黙々と研究を続ける日々を過ごすペルシカ。そんなある日、ペルシカはあろう事か久方ぶりの来客と一緒にデートに出かけることになってしまった。彼女と同じく、オアシスに残っていた元浄化者のイオスと。 「ええっと、それで目的地はどこでしょう？」 「ふふっ、アナタと一緒なら何処へでも。なんてね」 イオスと共にドライブやウィンドウショッピングなどのデートコースを回るが、ペルシカのテンションは上がらない。二日酔いの上、気乗りのしないデートだからだろうか。鬱屈とした想いに囚われる。けれど、その感情は自分の中で折り合いが付いていない出来事に起因していると気が付き…… そんな折、不意に天候が荒れ始める。横殴りの雨に荒れ狂う波。更に超巨大なエントロピーまでもが表れる。