潜書に際して

■幻覚です。この本は幻覚そのものです。フィクションです。 ■幻覚・妄想・妄言など、一切の史実に基づかない発言、があります。現実世界、および元作品に一切関係ありません。モデルになった人物、またあらゆるインモラルを助長する意志は一切ございません。そのため、ご気分を害したら、なんてものを読んでしまったのだと悪態の一つでもつく、あるいはごく個人的に記録し、汚いものを見たときと同じで、そのまま屑籠にほうってしまえばよろしい。そういう手のものです。 ■もともとは140字の世界です。Webで書いていた物を、どういうわけか書き直し、あれやこれやとこねくり回しています。 ■筆者の司書としての経験が浅く、多くの設定価値観が、ノベライズ・アニメ・設定資料集に拠っています。ここはそういう類の図書館です。 ■時系列は曖昧です。 ■室生犀星×織田作之助の本です。二人は付き合っていませんが、幸せになってほしいですね。カプコンタミは一切ありません。なにか感じても、筆者にはそういった意図はありません。純度の高い室織です。 ■お手に取ってくださることに感謝を。すべての図書館に、カレーのようないいごはんがでてきますように。 　 昭和99年10月某日