山奥でただ独り、自分の遺跡を作るために、手足にマメを作りながら岩石や土砂を運び続ける杏二。 入院を拒否し、通院治療を続けながらじっと杏二の帰りを待つ妻、由布子。 取材をきっかけに、二人の人生に深く立ち入る事となってしまった、元バンドマンの雑誌記者、圭吾。 筆者の代表作「[Blizzard]〜白線の内側〜」、「AIR〜大気圏のアトリエ〜」2つの物語の登場人物が数年後に邂逅する形で始まる新しい物語。 最後にもう一度、力一杯、愛とは、夢とは、人生とは何かを問う。 2009年京都にて初演。演劇集団はいてっくくねくねの最終公演となった作品です。紙版の脚本で販売されていましたが、ダウンロード版として再編集しました。自分に読みやすく体裁を整えたい人のための、txtファイル付き。 ※想定上演時間：1時間30分　登場人物8名（男3人 女5人） ※掲載作品の上演・配信は、メンバーの中で1名様以上が代表として、この脚本を有料購入されている事を条件といたします。他の出演者様・スタッフへのコピーは可とします。孫コピーはご遠慮ください。 他の条件につきましては、本書後付けをご覧ください。