【主な禁止事項】 ・著作権はshimon fukushimahが保有しています。 ・shimon fukushima以外の第三者が「〇〇分耐久BGM」などを投稿するのは禁止です。 ・制作物を音楽としてYouTubeコンテンツIDに登録してはいけません。 ・Remixや歌を乗せた音源などをSpotify/Apple Music/Shazamなどへ配信してはいけません。 「久しぶり。 君と別れてしばらく経ったけど、元気にしていますか？ 君が考えて決断した別れだから、僕はただそれを受け入れるしかなかったけど、でもやっぱり君のことが心配で、君のことを思い出さない日は無かった。 君は小さな時からたくさんの傷を受けてきて、今も傷ついているのだと思うと心が痛む。 でも、君は自分の人生を歩むと決めた、何者にも縛られずに生きると決断した、その決断が僕には嬉しくもあり、同時に君が僕から離れていく理由にもなったことが悲しくて、心の中はぐちゃぐちゃだ。 今はただ、君が幸せな人生を歩むことを祈ることしかできない。 『声を聞きたい』『会いたい』と願うことすら、もう許されない。 君からのLINEで溢れていた通知も、今では天気予報の通知だけになってしまった。 毎日仕事終わりに電話をしていた時間帯を今でも無意識に空けてしまう。 他愛もない日常を共有したくてたくさん写真を撮っていたけど、もうカメラ機能を使うこともなくなってしまった。 『お揃いのものが欲しい』と君が言って2人で選んで買ったバングルは、自分で捨てる勇気がないから、空港のテーブルに置いてきた。 朝、起きるたびに君と別れたことを思い出して叫びたくなる。 君とビデオ通話した思い出が僕の部屋に詰まっているから、２週間くらい部屋で過ごせなかった。 ご飯を食べても美味しいと思えなくなった。 君と別れて４日間で３kg痩せたことには、自分でも驚いたよ。 君は愛情表現をたくさんしてくれたし、たくさんしてほしいって言ったから僕も口に出すようになった。 最初は照れ臭かったけど、僕も少しずつ慣れてきていた。 君が喜んでくれるから、素直になれた。 『好きだよ』と言うたびに照れる君が愛おしかった。 君が言ってくれた『会いたい』『大好きだよ』『優しいね』。 僕を好きになるために、一生懸命に言ってくれていたんだよね。 でも、自分に嘘をつくのは辛かったよね。ごめんね。 君に『本当に好きだった訳じゃなかったって気づいたんだ』って言われた時は、頭が真っ白になった。現実とは思えなかった。 会った時はハグしたり手を繋いだりしたいね、ここのお店2人で行きたいんだ、婚約式と結婚式この日にしようか、結婚したら夜の散歩ついでにコンビニでアイスを買って2人で食べたいね、君は朝起きるのが苦手だから僕が朝食を作るよ、そんな話を電話でしていた君の口から『別れたい』なんて言葉が出てくる訳がないと思っていた。 でも時間が経つにつれて、本当に君はもういないんだと気づいた時、心臓が張り裂けそうになった。今まで味わったことのない痛みに鼓動が激しく、呼吸が荒くなった。言いようのない苦痛が襲ってきた。 この苦しみから解放されるなら、死ぬのも悪くないって一瞬考えたりもした。 いい大人が咽び泣いた。 でも、君はこの何倍も苦しい状況にいるんだって思うと、もっと涙が出てきた。 君が苦しい時、涙を流す時に僕はもうそばにいてあげられない。 いや、君はもうそばにいて欲しいなんて望んですらいない。 もう君に必要とされていないことに気がついて、もっともっと涙が出てきた。 この涙が、君を想って流しているのか、ただ別れが辛くて流してるのか、もう僕にはわからない。 君がもう僕の元に戻らないのはわかっている。 でも、『もしかしたら』って期待してしまうんだ。 ダサい男だ、女々しい男だって思われてもいい。 それだけ、君が好きだったから。 こんなにも人を好きになったのは初めてだったから。 今、君はどうしていますか？ 辛く苦しい状況は簡単には変わらない、もしかしたら君はまた1人で泣いているかもしれない。 でも僕は祈っているよ。 いつか君が自分の人生を歩めるように、いつか君が心から好きになった人と幸せになれるように。 ずっと、笑っていてほしい。 君は笑顔が素敵な人だから。 一目惚れしてしまうくらい、君の笑顔は素敵だから。 だから君は、君らしく、笑って。」