1810年6月20日、スウェーデン貴族ハンス・アクセル・フォン・フェルセン伯爵が、ストックホルム内で暴徒により惨殺された。この出来事は、王太子カール・アウグストの死によってもたらされた。 カール13世の王妃であるヘートヴィヒ・エリーザベト・シャルロッテは、歴史的資料ともいえる日記を遺しており、この忌まわしい出来事に関しても記録している。 フェルセン殺害とその真相についてヘートヴィヒが記述したものは、「Fersenska mordet」としてカール・カールソン・ボンデという人物によって1899年に出版された。 “ 私は今、スウェーデンにおいてこれまで発生した出来事の中で最も忌まわしく卑劣な事件について思い起こしている。この出来事はスウェーデン国民全体にとって、何よりもそれを防ぐことができなかった者たちにとって、永遠の恥辱となるだろう。 その出来事とは言うまでもなく、今月20日に起きた、王国元帥フェルセン伯爵が無惨にも殺害されたことである。” ◆ 「Fersenska mordet ーフェルセン殺害事件ー」は、そのヘートヴィヒの日記を日本語に訳したものです。 仕様: 本文pdfデータ（60P） 「人物一覧」は付録のようなものです。 商品画像として設定しているイラストは含まれません。