2024年12月24日配布【口付けから始まる二人の世界】
- ④【近すぎても遠すぎても困る距離】_星銃士ビスマルクDigital400 JPY
- ②【#ritenuto 冬空】_青のオーケストラDigital300 JPY
- ③【熱に解けたら・・・】_鎧伝サムライトルーパーDigital300 JPY
- ①【俺だけが知ってる味】_SEEDFREEDOMDigital300 JPY

2024年は…SEEDFREEDAMで始まったにもかかわらず! …なんか忙しくて(もしかしたら、どっかの有料話を買えばゲロっているかもしれん…)何もできず…。 ということで。 お詫び企画【口付けから始まる二人の世界】を勝手に開催します。 2024年12月24日無料配布します。 無料配布一覧は下記の通り。 クリスマス期間が終了しましたら、有料コンテンツになります。 ※有料に切り替えました。 ①【俺だけが知ってる味】(2024年12月27日書き下ろし) ・アスランとカガリの話。 ・久々の逢瀬…なのだが… ・機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM DLサイズ:A5、pdf ページ数:10ページ(表紙含む) ⇒R記載はこちら(有料) [G_SEEDDESTINY] 2024年アスカガ作品+アスラク作品+ディアミリ作品に投稿済 https://ath-tokyo.booth.pm/items/6366339 ②【#ritenuto 冬空】(2024年12月22日書き下ろし) ・青野くんと佐伯くんの話。 ・寒い日の学校帰り。 ・青のオーケストラ DLサイズ:A5、pdf ページ数:7ページ(表紙含む) ③【熱に解けたら・・・】(2024年12月21日書き下ろし) ・遼と当麻の話。 ・天候急変で山小屋に避難した二人は。 ・鎧伝サムライトルーパー DLサイズ:A5、pdf ページ数:6ページ(表紙含む) ④【近すぎても遠すぎても困る距離】(2024年12月26日書き下ろし) ・進児とマリアンの話。 ・見張りの交代の話。 ・星銃士ビスマルク(Saber Rider and the Star Sheriffs (1987)) DLサイズ:A5、pdf ページ数:16ページ(表紙含む) ※現在のところはフォトブック等、書籍化販売の予定はありません。 ※作品がたまったらまとめて販売の可能性があります。その時、作成冊数の目安として、お気に入りボタンの数値で判断させていただきます。 ※イベントにおいての販売も本人の諸事情により行わない予定です。
①【俺だけが知ってる味】(2024年12月27日書き下ろし)
身体が暖まるものなら、何でも来い!という気分のアスラン・ザラではあったが、さすがに鉄板焼は……ちょっとムリな気がしてきた。 いくらキャベツたくさん使おうが……そんなにキャベツが好みという訳でもない。 好きなのはロールキャベツなのだから、材料が同じでも、姿かたちが違うと食欲は……湧かない時もある。 相変わらず、混みいった細い道からしか行けない道案内マップに、思わず口に出して呟いてしまう。 迷惑そうな口振りとは裏腹に、アスランの心臓は一定のビートを叩き続けている。 久々……なのもそうだが、またどんな流れで解散することになるのか……気を抜きたくても抜けないのだ。 も、妄想の件は解決した。 うん……カガリはラクスみたいに引きずることはない。 では……俺は何に……ドキドキしているんだ。 モヤモヤしながら歩き……指定された店に辿り着く。 「……マジ?」 ……何処で待てばいいんだよ…… . ・・・to be continued・・・
②【#ritenuto 冬空】(2024年12月22日書き下ろし)
山田くんの大袈裟な物言いに同調したものの、勘違いしているのかもしれないと、振り上げた拳をゆっくり下ろすように言葉を納めたのだが……。 昨年の今ごろは……何してたっけ? 気温の低さに同調して、冷えてきた指先に息を吹きかけながら、青野一は冬特有の薄曇りの曇天に瞳を映した。 少なくとも……背中のコレはなかった。 秋音の練習に付き合って、奏でてはいたけど。 よいしょっと、ずり落ちてきた背中のヴァイオリンを背負い直し、青野は隣に顔を向けた。 「……なんだよ」 「いや、そんなに寒いかなって」 「寒いんだよ!」 ……ドイツは……もっと寒いのか? 「寒いとさ、誰かにくっつきたくなるよなぁ……。 あぁ、恋愛がしたい! 女の子と手を繋いで、長めのマフラーを二人で使って!」 ……どんな楽しみ方だよ……それ…… 思わず突っ込みたくなる妄想に、青野は眉を寄せつつ……そういえば、そんな妄想すら、俺はしてなかったな……と、心が荒んでいることを自覚した。 ・・・to be continued・・・
③【熱に解けたら・・・】(2024年12月21日書き下ろし)
「あの時みたいだな」 「あの……時?」 古びた暖炉に木の根元付近から拾ってきた、枝や葉っぱを燃やしながら、遼はこちらを振り向いた。 「アラゴ城に乗り込んだ時。」 「あぁ……でも、あそこには気候が存在してなかったから……。 それだけは楽だったかもな」 明るい声ではあったが……やはり、集めた枝や葉っぱは半分近く湿っていたよう。 なかなか火に勢いが出ない。 「もう少し、探してこようか?」 ・・・to be continued・・・
④【近すぎても遠すぎても困る距離】(2024年12月26日書き下ろし)
「進児~、お前今晩どうするの?」 「そうだなぁ……地球へのシャトルも無事、軍の船団に守られているから、そんなに見張りもしなくて大丈夫だとは思うが。 ビルは遊びに行きたいんだろ? リチャードと行ってこいよ」 「あぁ?いや、そうじゃなくて……」 「俺は昼間休ませてもらったしな! 少しは働かないと……」 「いや……だから…… リチャード、進児に言ってやれよ」 「ふむ……。 進児は唇が寂しくないのかい?」 「……へ?」 「さっき、雪が舞うほどに気温が冷えていたからね。 僕もビルも人肌が恋しいんだ。 だから、素敵な女性の唇を奪いに行こうと考えていてね」 「……人肌は恋しいけど……キス……ね……」 「なんだ、既にファーストキスぐらい経験済みだろ?」 「な……何を根拠に! 俺はな、確かにマリアンと一緒にいる時間は長いけど、全く手はだしていないからな! ……むしろ」 「?むしろ?」 「……拒否されたぞ」 ・・・to be continued・・・