知の新書 山本哲士「性的資本論」
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新書型304頁 資本は、意味する作用。 世界総体をとらえる、資本論シリーズ全18冊の、第1冊。 マルクス資本論の先を、ラカン、フーコー、ブルデューなど現代思想の知の転換から開く、画期的な書です。
性的資本は現在社会の根源
自分の魅力は、エロス的資本によって、 知性や活力の自己性が表現される。 現代産業社会は、性的資本による男女の性別化をなし、賃労働男・家事女・学校生徒の家庭と社会労働の分業を構成して、商品を欲望する消費世界をなしている。セクシュアリティ/ジェンダー/セックスの諸概念を<資本>と「享楽」から検証して、自分技術のあり方を示す。 マルクス剰余価値とラカン剰余享楽の相同を解く。 「資本を悪だ」と前提にするマルクス主義思考では資本主義は解明されない。感情資本主義と感情専制主義は、「資本主義の言説」をめぐって共働している。現在世界が解き明かされる渾身の書。