CC No.31 -OUTLINE-
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【クリプトシアン 31号機】 ポートレートから派生したコレクションです。 最初はただ友達が欲しくてロボットを作っていた博士ですが、O木さんという助手がやってきて、町の人々と交流するうちに、次第にクリプトシアンを友情の証として開発していくようになりました。O木さんこそが友人だと気づいた博士は、地下研究室の天井に描いた青空にちなんで付けた名前に、一文字足しました。cryptOcyanのOはO木さんのオーです。 【第31話】 31号機の前方5mに置かれたのはランドルト環。視力検査の「C」のアレである。博士が一つずつ指し棒で示すが、31号機は先ほどから[ワカリマセン]の連発である。0.01の「C」でも見えないらしい。 「・・・だめだ!全然治ってない!」 博士と友人のO木さんが直面している問題は、目下、近視バグである。 先週のソフトボール大会以降、博士とO木さんの距離は縮まり、以前より打ち解けた雰囲気のもと、新機体が製造された。その機体はなんということか反乱を起こし、研究所を脱走してしまった。傷心の中、今回開発した31号機はというと、前機体の様な反発はないものの、アイセンサーとレンズの制御プログラムに問題があるようで、焦点距離がとにかく短い。つまるところ、近視なのだ。 「すっごいモヤモヤする。ロボットが眼鏡かけてるの・・・」 O木さんは居心地悪そうな表情で31号機を見つめていた。31号機には赤縁の眼鏡がかけられている。しばらくはこれで凌いでもらおうということらしい。当の31号機は視界がクリアになった事にとても喜んでいて、遠くのポスターを指さしては書かれた文字を復唱するということを繰り返している。 「開発費に加え、眼鏡代まで・・・。」 博士はぼやきながらそろばんを弾いている。 「あ、そうだ!」 これまでも何機か近視バグが発生していたことをO木さんは思い出した。あの時も治らなくて、結局そのまま眼鏡をかけさせていた。そしてその姿に馴染んでしまい、眼鏡を取ると逆に違和感があった。 「いっそのこと、このままなのはどう?」O木さんが提案する。 「このまま?近視バグ放置ってこと?」 「だんだん見慣れてきた。眼鏡、いいかも。ちょっとしたオシャレポイントにもなって。」 O木さんはそう言うと、早速ネットでメガネのフレームを検索し出した。 「いろんな眼鏡かけさせよう!」 博士もちょっとノってきた。 かくしてクリプトシアンは、近視バグの解決を見ないまま、「個性」の一言で片づけられ、バグそのものがなかったかのようにそのままにされた。31号機も気にしていない様だ。 サンプル画像は完成イメージのため、実物と異なる場合があります。
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