もしも泉鏡花の文学作品に、刀剣男士が迷い込んだら…をコンセプトにした四作品を収録しております。 「刀世流高野聖」…左文字兄弟で遠征した時、江雪のみが行方不明となる。翌日には戻ってきたが、不審に思った小夜はある月夜に江雪にそのことを問うと、江雪は山中でであった女について話し始める。 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15234308 「刀世流眉かくしの霊」…実家を引き払うべく故郷へ帰ってきた審神者と、同行した歌仙兼定。昔、審神者の祖父の身に起きた不可解な出来事の因果に、歌仙は巻き込まれる。 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15391014 「刀世流夜叉ヶ池」…遠征任務である村を訪れた山姥切国広。この村にある鐘を毎夕撞く男と同居する女。彼らに惹かれた山姥切だが、明治維新の歪みが彼らを襲う。 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=23486169 「贋作天守物語」…あるお城の天守閣、そこには美しい姫とその近習の妖が住んでいた。ある日、人間禁制のこの天守閣に、美しい男が足を踏み入れる。千年に一度、万年に一度の恋の行方の物語。 書き下ろし 泉鏡花好きはもちろん、不思議な世界がお好きな方に喜んでいただいております。 小品四作品をお楽しみください。