A5/オフセット/260P/ 3000年前のエジプト。偉大なる王アクナムカノンに、待望の王子が生まれるところから物語は始まる。 国を守るはずである千年宝物、その誕生の裏に隠された神々の争い。それはファラオ親子の運命をも翻弄する。 やがて、父を亡くした王子は幼くして王となり―――。 闇に支配されようとする祖国を守った少年王と、彼を愛する者たちの心を丁寧に描く長編小説。 原作では「闇遊戯の記憶の世界」として描かれた古代編。あれはあくまでその一部、思い出せていないことがあるのではないか？というところから、妄想は暴走し…出来上がったのが『夢の隙間』です。あくまで原作の流れに忠実に「こんなことがあったとしても、おかしくない」と感じられるのが目標の、『遊戯王』への愛がぎゅっとつまった一冊です。