神話・伝説の神器講座:第1回『太陽の戦士カルナと神槍シャクティ』
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※本講座の動画は2024年5月11日に行われた講演のアーカイブです ※第一回と第二回に分かれており、こちらは第一回です ※Vimeoで販売されている動画・資料と同一の商品です 「選ばれし者のみが石から抜ける剣」「投げれば矢の如く降り注ぐ雷の槍」「巨人や大蛇を打ち負かす雷神のハンマー」......... 神話や伝説の中で絶大な力を発揮する神や妖精より授かりし武器、神器。もはやその威力は遥か昔に語られた神話にとどまらず、マンガやアニメ、そしてゲームの中で強力な「アイテム」や華々しい「必殺技」としてその名を現代でも轟かせています。 ではなぜこれらの神器の名前は今も引用されつづけているのか。脚本家やゲームの制作者は新たに武器を一から考えて作り直してもよいはずです。それでもなお神話で燦然と輝きを放ち、一方で血塗られ赤黒く光る武器の数々は我々の想像力を捉えて離しません。 Buzzdemyではこのような疑問を解き明かすべく、神器の名前の語源、製造過程、使用方法、使用資格、効力を一般の方にもわかりやすく、かつ第一線で活躍する研究者に最新の研究結果まで解説していただくシリーズ講座『神話・伝説の神器講座』を開催します。 《川村先生による講座紹介》 古代インドの大叙事詩『マハーバーラタ』では、あまたの英雄たちが数々の神器を披露して神器合戦を展開する。それぞれの神器には性能や威力の点で違いがあり、場面場面で種々の神器が使い分けられる。強力な神器を得ようとして身を滅ぼしてしまう英雄もいれば、レア度の高い神器類をあれこれ所持している神器マニアの英雄もいる。 神器には多くの英雄が保有しているものもあるが、特定の英雄だけが保有している特殊なものもある。この度の連続講座では、そのような特定の英雄専用の神器とそれを振るう英雄について、日本ではあまり紹介されていないことやサンスクリット語の語感から見えてくることにも力点をおきつつ、論じてみたい。