とある駅の近くに、レンガ造りのサンドイッチ屋さんがあった。
人の往来は程よく多く、朝から閉店する夕方の四時まで人が途切れることはない。
けれど混雑することなく、店主である「おかみさん」は販売に慣れていて、そして朗らかな人柄で客を寄せ付ける。
そうして今日も陽が昇る前から、サンドイッチの仕込みをして開店の準備を急ぐおかみさんの姿が見られる――。
サンドイッチ屋さんに訪れるお客さんたちの短編集になります。
2025/5/11文学フリマ東京40の新刊になります。
文庫/62P/400円(イベント頒布価格)
発行日:2025/5/11