『奇灘奇譚 - 異説 紫鏡』【エモクロアTRPG】
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シナリオ本文(TALTO)
https://talto.cc/projects/qGur7ncakKC85Ip6HOBsn
概要
「紫鏡」って話知ってる? そうそう、その言葉をハタチまで覚えてると死んじゃうってやつ。 そんな嫌な顔しないでよ。ただの都市伝説でしょ。 そう、それでさ、ところで君は「紫鏡」って何のことだと思う? 紫色の鏡? それともただの言葉のごろ合わせ? ううん、違うんだ。「紫鏡」ってのはね、ある「世界」のこと。 鏡っていうのは異界の入り口だって言われてる。それで紫は霊的な色でしょ? 「紫鏡」というのは、こことは別の、ひとつの「異界」の名前なんだ。 何でその名前を知ってると死ぬのかって? じゃあ、ねえ、何でハタチはハタチっていうか知ってるかな。 それは人の数の数え方と関係があるんだ。 人の指の数は何本? 10? ううん、足も入れて。20。 大昔、数の概念がまだ未熟だった頃、人は数を数えるには、だからとりあえず20が限度だった。10のことをトオっていう。それは「遠」ってことで、両手いっぱいでずいぶん遠いところまで数えてしまったって、思ったんだね。 それで足の指も使って。最後、20のことをハツと呼んだ。これは「果つ」。つまり果てってこと。ここでオシマイ。 1つ2つ…と数えていって、20つ、つまりハタツ、ハタチ。これがおしまいの数。 大昔の最大数だったんだね。 つまりさ、紫鏡の話はね、20も歳を取ったらもうおしまいの歳だよ、「紫鏡」の世界に旅立たなければならないよってこと。 だからもうわかるよね。「紫鏡」が何のことか。 冥府だよ。 *** 『奇灘奇譚 - 異説 紫鏡』 くしなだきたん - いせつ むらさきかがみ ◇システム:エモクロアTRPG ◇PL人数:共鳴者1名限定 ◇ジャンル:半クローズドシティ、ホラー ◇推奨技能:〈直感〉または〈★霊感〉/ 調査系技能 / 自衛程度の戦闘技能 ◇プレイ時間:1〜2時間想定