『ホーム！スイープ グール！』（Home！Sweep Ghoul！） 新クトゥルフ神話TRPGシナリオコンテスト2024応募作品です。 【奨励賞】いただきました！ありがとうございます！ 本文は加筆せず、応募時の内容でPDF用に体裁を整えています。 お楽しみいただけましたら幸いです。 ▼梱包内容 ――――――――――――――――――― ・シナリオPDF ・シナリオテキストデータ ・マップ画像×2点 以下、本文より抜粋 ――――――――――――――――――― 【リード】 ――――――――――――――――――― 1970年代アメリカ、ニューヨーク。都市開発と環境保護が広がる町の片隅にゴミだらけのオンボロアパートがあった。 探索者は自治会長から依頼を受けアパートの片付けと立ち退き交渉に向かうが、そこは食屍鬼の隠れ家だった！ 命がけの立ち退き交渉！　“ゴミ”と“知恵”で切り抜けろ！ ――――――――――――――――――― 【はじめに】 ――――――――――――――――――― このシナリオは“新クトゥルフ神話TRPG ルールブック”に対応しており、探索者2～3人向けにデザインされている。 プレイ時間は探索者の作成時間を含まずに2時間程度だ。 このシナリオは、ややコミカルなトーンで進行することを想定しており、キーパーは積極的な行動や自由な発想を探索者にうながすとよい。 探索者の提案を可能な限り柔軟に受け入れ、探索や活躍に反映させて盛り上げよう。 探索には〈目星〉や〈機械修理〉が役に立つだろう。 ――――――――――――――――――― 【プレイヤー向け情報】 ――――――――――――――――――― 1970年代は欧米や日本で経済成長と都市開発にともなう公害や環境問題が注目され、市民に環境保護運動が拡大した時代だ。 各地で美化活動や自然保護運動が活発におこなわれ、探索者の身近でも頻繁に話題にあがるだろう。 探索者は知り合いの伝手や日雇い仕事のあっせんなどで「地域の美化活動、危険な作業を伴うため報酬は1人あたり1日50ドル（1970年代当時の連邦最低賃金は時給およそ1.45～2.9ドル）」という条件で集められているが、その参加理由は自由に決めてよい。 中には金に困って参加した探索者もいるだろう。 探索者同士は初対面でも友人で誘い合わせたとしてもかまわない。 国籍や年齢は問わない。 破格の仕事だが、ブルックリンのとある地域の自治会長という身元の確かな依頼人ということは保証されている。