おにぎり宮の美味しい関係
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【概要】 赤ブー主催 6/15開催のイベント 星に願いをにて頒布した、こちらのお話の製本版を通頒します。 ▪️サイズ▪️ A6 文庫版 104P ▪️通頒価格▪️ 950円(boothシステム手数料と厚紙封筒代など梱包費用が含まれております。) ▪️装丁▪️ 表紙 和紙系(PP加工なし) 金糸入り遊び紙 →強度のためPPいれるかギリギリまで悩みましたが、和紙の手触りを優先しました。 飲食店でのご飯の待ち時間などに読んでお腹を空かせて欲しいため、お持ち歩きの方は素敵なカバーをご用意ください ▪️収録文字数など▪️ Twitter、pixiv公開分 14306文字 製本収録 32634文字と大幅に増えております 今回も組版にはそれなりに手を入れております。前回のお話よりは詰め組みです。 改行やページまたぎなどは極力ないように意識しております。 【収録内容】 ・おにぎり宮の五周年をお祝いしにきましたが、失敗したかもしれません。 Twitter、pixiv掲載改稿版 おにぎり宮の五周年を、お店の常連として祝いにきたものの、お祝いの品のセレクトを間違えたという話 →句読点がなく、改行でリズムをとるweb小説構文からの大幅な修正 ⚪︎サンプル⚪︎ ▪️修正前 "おにぎり宮"の店名で親しまれるこの店は、イケメンプロバレーボール選手の双子の兄弟が経営してるというキャッチーさもあり、それを目的とした若い女性を中心としながらも 基礎がしっかりとした和食 いつ食べても安心できる日本人の心を鷲掴む味 更には、食べることが大好きな店長の美味いものへのこだわりと探究心により、旬の食材に手間を惜しまぬ丁寧な仕込みそれによって次々と出される新メニュー 朝は店頭でのおにぎり販売、昼は和食のランチ 夜は各種日本酒・銘酒を取り揃え、創作料理を肴に一杯 もちろん、〆におにぎり。 何を食べてもハズレがなく、毎日毎食通っても飽きない店として、広く地域の人の胃袋を掴み、愛される場所として根付いている。 ▪️製本版 会社の近くで贔屓にしていた飲食店の五周年祝い。 〝おにぎり宮〟の店名で親しまれるこのお店。 オープン当初こそ、イケメンで有名なプロバレーボール選手、宮侑選手の双子の兄弟が経営しているというキャッチーさで若い女性だけを中心とした人気だった。しかし、基礎がしっかりとした和食を出し続け、いつ食べても安心できる日本人の心を鷲掴む味で開店から五年が経った今はすっかりと地域に根付いた店となった。 更には、食べることが大好きな店長のうまいものへのこだわりと探究心。 旬の食材に、手間を惜しまぬ丁寧な仕込み。それによって次々と出される新メニュー。 朝は店頭でのおにぎり販売、昼は和食のランチ。 夜は各種日本酒・銘酒を取り揃え、創作料理を肴に一杯。 もちろん、〆にはおにぎり。 何を食べてもハズレがなく、〝毎日毎食通っても飽きない店〟として、地域の人の胃袋を掴んだ、愛される人気店である。 ・おにぎり宮では年越しそばを出すようです Twitter、pixiv掲載改稿版 蕎麦屋の亭主に頼まれて、年越しそばを出す話 ・かまぼこの話 Twitter掲載改稿版 えっ、お節に高い蒲鉾入れないの? 全国のお節の文化の話がちらり ⚪︎サンプル⚪︎ 「お節の蒲鉾? 飾りやろ」 「いや、主役ですが?」 事の始まりは、蒲鉾の話。 蒲鉾が飾り? 蒲鉾が主役? お互い相容れぬ価値観に、顔を見合わせる。 「一年に一度しか食べない、一本二千円以上の蒲鉾を食べる絶好の機会では⁈」 バッと右を見て、左を見て。カウンターの他のお客さんを見渡してもみんな私を見ている。 一 対 多数 マイノリティは私か? 我が家のお重には蒲鉾だけの段を一段確保するが? ・お雑煮の話 Twitter掲載邂逅版 お正月のおにぎり宮ではお雑煮を出すようです ⚪︎サンプル⚪︎ 雑煮、はじめました。 新春、おに宮の店頭に毛筆が踊る。冷やし中華か、書き初めか、店先を覗く人の脳裏にちらり。 夢とか、希望とか書いたなぁ……。大人になると書くのは雑煮。 なぁに、夢も希望も餅も詰まった一杯。今日は、郷土に驚愕する日。 よく知るはずの雑煮か未知か、伸びるは餅かレシピにまつわる雑学か。 さぁさぁ、皆様召し上がれ! ・書き下ろし お雑煮週間 全国のいろんなお雑煮がおにぎり宮で食べられます ⚪︎サンプル⚪︎ 一月四日 おにぎり宮のカウンターの上には、白と黒の雑煮が並ぶ。 ――そろそろ、おせち料理にも飽きたので外食でも。 そんな考えの人ばかりの店内で、日替わりで雑煮始めましたの張り紙は効力を発揮しなかった。 むしろ、もう食べ飽きたと若干眉を顰められたりもした。 だが、一人が頼めばその見た目は店内の人々の度肝を抜いた。 そして、ひとり、また一人とオーダーするのである。雑煮を。 ・書き下ろし 五周年を迎える話 〜お祝いする話 治視点 開業から五周年までの苦労を詰め込みました。 ⚪︎サンプル⚪︎ 「味のわかる客付かんかったら終わるで、この店」 侑からの一言は何よりも胸を抉った。ガツンと殴られたような重たいブローだ。効いた。 なぜかって? 図星だからだ。 〝その歳で自分の店を持つとはやるねぇ〟 やっかみ交じりで、そんなことを言われる年齢で開業した。 最初は他の店で修行をしながら、昼間や休日だけのキッチンカー。 徐々に好評になり、キッチンカーでの販売日は増えた。 イベント出店、バレーボール会場でも定期的に販売をさせて貰った。 その評判や、SNSでのフォロワー数、雑誌やテレビ、ネットニュース、色んなメディアへの露出で公庫からの融資を勝ち取った。若年層への開業支援で補助金が出たのも大きかった。 開店は大いに話題になった。タウン誌、雑誌、テレビ、インフルエンサー。 みんなこぞってやってきた。鰻登りの売り上げに、調子に乗った、図にも乗った。 しかし、その高く伸びた鼻面は早々にへし折られる事になる。 ・書き下ろし 侑と会う話 治の店にくる若い女を嫌う侑 「味もわからん顔しかみてないやつやろ」 そんな侑と夢主が、おにぎり宮で邂逅します。 ・書き下ろし だし巻き玉子 だし巻き玉子に、西と東があることをご存知? そんなきっかけからはじまるだし巻き人狼 え、甘いなんて嘘やろ?