水を焼く【PDF版】
- Digital200 JPY

水を象(カタド)る。 おまえは、おまえ自身を川に迎えに 来させるために地面に川を描いたのか。 描かれた川の見事さは おまえの願いの強さを表していたのか。 † † † 火炎土器と水煙土器のインスパイア元となった、おそらくは水を象った土器。 そういうものが存在したのだとして、それを造った人は何を思っていたんだろう? そんな想像が膨らんで、このお話が生まれました。 2018年1月の文学フリマ京都で紙の本として初売りした書き下ろしの短編小説です。 2025年6月、PDF版として作り直しました。 (変更点:本文2段組を1段組にしました。) 冒頭試し読みできます。 (サンプルは紙版の中身そのままで2段組ですが、PDF版を出すにあたって、スマホでも見やすいように1段組に変えました) https://hitsujioclock.hatenadiary.jp/entry/2022/09/10/040406 縄文時代中期中葉の川のほとりの小さなムラで、水を焼こうとした少年・ホミと、彼のきょうだいの物語。 【A5版 34ページ】