「こだま　こだま　こたえておくれ」 けれど、こだまはこたえません つよいかぜが　くらい いどのなかにふきこんで おこったようなうなりごえを　あげるばかりでした ❑・＊・❑・＊・❑・＊・❑・＊・❑ 共通HO 君たちはたった二人きりの家族だ。今日、新しい土地に引っ越しをする。 《人数》秘匿２PL固定 《舞台》現代アメリカ　メーン州ウィンドシェイド。 《注意事項》本シナリオは個別シーンが非常に多いシナリオである。また、対立を想定したシナリオではない。充分に対話できる者同士で遊ぶことが好ましい。 HO親（シナリオ中表記：{親} ※母親推奨） 君は{子}が4歳の時に、{子}の実の親と離婚している。 相手方(夫/妻)の重度アルコール依存症と薬物依存症、家庭内暴力が決め手となった。 裁判の末、養育費は一括で支払われ、親権は正式に君のもとにある。 片親として仕事も育児もこなしているが、様々な事情が重なり、今回の引っ越しを決意した。 《補足》 ■母親推奨について……シナリオ設定上、離婚の有無に限らず{子}と一緒に居る時間が長い方がHO親であるほうがよい。パートナーの外出のほうが多いこととする。 ■家庭内暴力や酒・薬物依存症があったことについて{子}に話しているかどうかは、任意である。また、職業もある程度自由に決定してよいが、現在は在宅でできる仕事ではない。フリーランスの場合もいったん契約上で在籍する会社が存在することとする。 HO子（シナリオ中表記：{子}） 男女どちらでも構わないが、年齢は7歳～12歳を推奨する。 引っ越しに肯定的でも否定的でもよい。{親}のことは大好きだ。 君は離婚する前のもう一人の親のことをほとんど断片的にしか覚えていない。