「Man catcher」(人間捕獲具)。 西洋式の刺又ですが、日本のそれよりも合理的で、残酷な作りをしています。 先端のくの字の部分がバネ仕掛けになっており、犠牲者の首や手足を突くとはまり込んで抜けなくなる構造です。 見るからに陰惨なスタイルで、まさに「ダークファンタジー」「中世暗黒時代」と言ったワードがぴったりですね。 (実際は16世紀辺りの近世に現れた物だそうですが) 漫画『ベルセルク』でも、みんな大好きモズグス様のお弟子さん(ペストマスクの人)が使っていたのが印象的でした。 しかし、実際は主に戦場で身分の高い貴族などを捕らえるための物だそうで、このヤバそうなトゲトゲも、相手が鎧を着ている前提で付いているようです。 首元のチェインメイルに絡めたりするのかも知れませんね。 一応凶悪犯などにも使われたようですが、その場合はもう少し配慮された物を用いた・・と、思いたいw ◆　◇　◆　◇　◆　◇　◆　◇ キットの方は、やはりダークファンタジーのイメージで、単なる捕り具ではなく、より宗教的・象徴的なデザインを盛り込んでみました。 縁に彫られた文字はラテン語で、 『王と言えども神と法との下にあり。 法が王を作るが故に』 (ヘンリー・ド・ブラクトン 13世紀イングランドの法学者/聖職者) と書いてあります。 サンプル写真のように鋼鉄風に塗るも良し、 神聖な祭器のように塗るも良し、 自由にお楽しみください😆 【模型要目】 ◆スケールサイズ：１／１０～１／１２用 ◆内容：マンキャッチャー １本 ◆パーツ数： 　本体パーツ1、石突きパーツ1、 　柄パーツ1(Φ3プラパイプ100mm)、 　金属製丸カン8、金属製鎖50mm ◆未塗装、未組立キット ◆光造形３Ｄプリンター出力品に付き、積層痕・サポート材が残っています。ニッパーやヤスリ等で処理してください ◆輸送中のサポート材外れに関しては、ご容赦ください ◆原型製作：天然居士