咎人語ル死ス【クトゥルフ神話TRPG】
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さて、懺悔の時間デス。 クトゥルフ神話TRPG『咎人語ル死ス』 ■イントロダクション 天に向かって唾を吐いてしまった。 吐いた唾は重力に抗えず、罰として真っ逆さまに降り注いだ。 因果応報。当然の報いだ。神は悪事を見逃さない。 轟々と浴びせられた非難の嵐は、止んだ後も罪悪感という呪いに姿を変え、病んだ心をさらに蝕んでいった。 胸を締め付けるほど深く刻まれた罪の意識は、どれだけの月日が経とうとも完全に拭い去ることはできなかった。 それでもせめて、抱え続けた罪を全て吐き出せたなら、少しは楽になれる気がした。赦してもらえる気がした。 もう一度、やり直せる気がしたのだ。 ──とある教会の告解室。壁の向こうで、神父があなたに語りかける。 「さて、懺悔の時間デス。神の慈悲を信じ、あなたの罪を告白してください」 ■導入 探索者は自らが犯した罪を懺悔するため、町外れの教会を訪れた。 ■シナリオ概要 舞台:現代日本、町外れの教会 シナリオタイプ:対話型のクローズドシナリオ PL人数:1人 プレイ時間:2~3時間程度 推奨技能:なし ロスト率:底「堕ちるのであれば、どうぞご自由に」 (最終的にどのような選択をしてエンディングを迎えるかを、探索者の生死といった内容も含めて、PLが自由に決めることができる。) ■シナリオ傾向 教会の告解室という罪を懺悔する場において、探索者が神父とともに、罪、罰、赦し、救いについて語り合い、自らが犯した罪と改めて向き合う対話型のクローズドシナリオです。 ■探索者の作成について HO(ハンドアウト):咎人 あなたはとある罪を犯した罪人である。自らが犯した罪の重さに耐えきれず、救いを求めて教会にある告解室を訪れた。 本シナリオは基本的に新規の探索者を想定していますが、過去のシナリオのネタバレに配慮しつつ、KPとPL間で探索者が犯した罪に関する情報を共有できるのであれば、継続の探索者でも問題ありません。 [探索者が犯した罪について] 探索者がどのような罪を犯したかは、PLがキャラクターシートを作成する際に自由に設定できます。 罪の内容は自身が悩み苦しみ、罪悪感を抱くものであれば、どのようなものでも構ません。また、犯した罪が刑法に抵触するかどうかは問いません。 シナリオ進行の都合上、以下の3つの内容をキャラクターシートに必ず記載してください。 ① 犯した罪の内容 ② 被害者について(探索者との関係性など) ③ 罪を犯すに至った理由や動機 探索者の設定を詳細に決めておくと解像度が高まり、ロールプレイがしやすくなります。 [探索者の現在の状況について] 探索者の現在の状況も、罪の内容に合わせてPLが自由に設定できます。 [現在の状況の例] ・司法による裁きを受けて、現在刑務所に収容されている。 ・刑期を終えて釈放され、普通に生活している。 ・時効により刑罰を受けず、普通に生活している。 ・自らの罪を隠し、普通に生活している。 ・犯した罪が法で問われるものではないため、普通に生活している。 ・これから自首するつもりだが、その前に教会を訪れた。 探索者が刑務所に収容されている場合、現在は仮釈放が認められ、保護観察期間中に教会を訪れたという設定になります。 ●添付ファイル ・シナリオpdf ・シナリオトレーラー画像 ・NPC立ち絵素材 ※商用目的のご利用はご遠慮ください。 ※添付素材をセッション以外の目的で使用しないでください。