【コミティア151（2025.9.7）頒布作品】 【表紙イラスト：猫ペンギン様 https://x.com/natsumihoshi27】 9.11テロから20年が経過し、アフガニスタンから撤退直前だった米軍は危機を迎えていた。パキスタンで「群体」と呼ばれる未知の勢力が人々を虐殺し、アフガニスタンへと侵攻し始めていたのだ。海兵隊のマチルダ・ミッチェル大尉は、AV-8B攻撃機の女性パイロットとして「群体」との戦いに投入される―― その数年後、中国の奥地・雲南省で暮らす少女、宣春燕のもとに人民解放軍の戦闘機パイロットが現れる。「群体」がアメリカやヨーロッパ諸国を滅ぼす中、中国政府だけはかろうじて抵抗を続けていた。やがて、成長した宣春燕もパイロットとして「群体」との航空戦に身を投じる―― 「群体」が世界中を蹂躙する中、抵抗する人類を支援するのはCCASと呼ばれる大手民間軍事企業だった。その起源は21世紀初頭のイラク戦争、その最中に戦死した日系人の女性パイロットだった―― 21世紀初頭、中東とアジア諸国を舞台に、祖国のために、滅びかけた人類のために戦う女性パイロットたちの物語。