ゼリーのようなくらげ
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リトルギャラクシー・ブックス 小説集 ゼリーのようなくらげ 著者 髙田友季子 発行 サウダージ・ブックス 定価 1900円+税 192ページ B6判変形 ペーパーバック ブックデザイン 堀渕伸治◎tee graphics 組版 納谷衣美 初版発行日 2025年6月30日予定 紹介文 ◎「徳島新聞」2025.7.12 《文芸誌「徳島文学」に発表した作品だ。…自分の世界へ閉じこもろうとする人々が、閉じこもろうとするが故に、その世界を破綻させていくさまを描こうとしたという》 https://www.topics.or.jp/articles/-/1270345 ◎荒木優太さん評(YouTubeライブ「徳島文學』が残した最良の遺産。髙田友季子『ゼリーのようなくらげ』くらくら読む一人読書会」2025.7.7) 《ヴァルネラビリティ(攻撃誘発性)というものの、非常に難しい問題を捉えている。……総論として、面白く読みました》 https://www.youtube.com/live/5USiPKT9BqI?feature=shared 母が入院してから、夕食時に父がいないのは初めてだった。SNSを眺めながらドリアを口に運ぶ。相変わらず多くの人が怒っている。まともに国会で議論しない政府与党を批判する投稿にいいねをし、フェミニズムをテーマに作られた雑誌の宣伝をリポストする。スプーンが皿にあたる音が静かに響く。 (「金色のスープ」より) 五感に突き刺さる濃密な表現で女たちのやるせなさを突きつけてくる本書を読んでいると、おぞましいもの、厭わしいものをこそ真っ向から見据えろ、と叱咤される気がする。 推薦=小竹由美子(翻訳家) 読みながら登場人物たちの人生に思いを馳せると同時に、読者としての自分の人生も否応なしに続いていくという事実に圧し潰されそうになった。傑作だと断言できる。 推薦=岸波龍(機械書房) 閉じこもる者たちの、閉じているゆえの破綻——。地方の町を舞台に、恐れ、怒り、無力感を抱えながら生きる女性たちのリアルを、繊細な筆致で描く4つの短編小説。徳島在住、三田文學新人賞佳作を受賞した注目の作家による初の小説集。 目次 骨 https://note.com/saudade_books/n/n47354d84fb35 知らない生き物 ゼリーのようなくらげ 金色のスープ 作家の言葉 https://note.com/saudade_books/n/nd5cc1127e15a 著者紹介 髙田友季子(たかた・ゆきこ) 1985年、徳島県生まれ。2017年、「乾き」で第23回三田文學新人賞佳作受賞。『徳島文學』や『巣』に作品を発表している。好きな作家はチョン・イヒョン。 リトルギャラクシー・ブックス 刊行のことば リトルギャラクシー・ブックスは、“eat, sleep, read, write”をスローガンに、歴史の中で埋もれてしまった女性たちの声を掘り起こし、現在、未来の女性たちへのエールを送る本のシリーズです。