文庫サイズ／196P 『今日、法王が死んだ。』から始まる、異世界のコンクラーベ話です。 世界で最も尊い〝人間〟を決める選挙の権謀術数、と見せかけて、すごい美人の50代前半のおいちゃんと、とにかく顔が良い30代後半のお兄さんが出会う話です。（本当） つい最近話題になった某選挙がモティーフですが、さすがにまんまというわけにはいかないので、舞台が此処ではない何処かになりました。そのあたりはふわっと読めます。 選挙を中心にした中編『宵を待つ、暁に祈る星』（https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25237799）の他、後日談など短編三本を収録 文字組は冒頭と中盤の二人が出逢うシーンです。 ＜あらすじ＞ 世界の半分を占める宗教の頂点に立つ法王が亡くなった。大司教首座の月白は、新たな法王を選ぶ選挙を取り仕切ることになる。 前法王の一番弟子、旧帝国の王族の末裔、保守派の首魁、気鋭の新大陸の先鋒、そこに現れる全く未知の土地から来た最後の選挙人…… 次の法王は誰になるのか。最後の選挙人は何者か。無事に選挙は開催されるのか。 何の為に、何に祈るのか———